お知らせ

史跡松代城跡太鼓門前橋の渡り初め式が行われました

当社が改修工事の設計・監理を行った長野県長野市松代にある国指定史跡松代城跡の太鼓門前橋および二の丸引橋が竣工し、令和6年4月3日に渡り初め式が行われました。

この2つの橋は第1期整備の際に調査に基づいて復元された木橋です。整備から20年以上経過し、劣化や腐朽が進行していたため城の景観保全と木橋の構造補強・長寿命化を目的として、令和4年12月~令和6年3月に架け替え工事を行いました。
今回の工事では長野県産のヒノキ材を使用しています。木材の腐朽を少しでも遅らせるためポリエチレングリコールを主成分とした酸化亜鉛含浸処理を行い、維持管理や構造補強の観点から新たに基礎を設け、橋の裏側に補強金物を取付けました。
木材を組み上げた後に床板等の抜けそうな節を一つ一つくり抜き、それぞれの形に合わせて埋木をしているところも隠れた見どころです。橋ならではの大きな木組みと共に大工さんの細かい手仕事も見ていただければと思います。
あいにくの雨の中の渡り初め式でしたが、地元の方による太鼓や演舞の披露もあり大変賑やかなものとなりました。荻原健司市長のテープカットの後、市民の皆様にも渡っていただきほっと一安心しました。

【長野市HP】
https://www.city.nagano.nagano.jp/menu/5/2/3/3/1/index.html

弊社インスタグラムでは、さらに多くの写真を掲載していますので、こちらもぜひご覧ください。
https://www.instagram.com/b_hozon_keikaku/

太鼓門前橋全景
テープカット
渡り初め