当社が設計・監理に関わった旧島津家本邸事務所の工事が完了しました。
旧島津家本邸の本館及び事務所は、島津家第30代当主の島津忠重が英国人建築家のジョサイア・コンドルに設計を依頼し、大正6年(1917年)に落成したと言われています。
お知らせ
重要文化財 旧島津家本邸事務所の耐震補強工事
史跡高松城跡 桜御門の復元工事
当社が設計・監理を行った史跡高松城跡桜御門復元整備工事が完了し、令和4年7月16日に開門式が行われました。
続きを読む皆乗寺の災害復旧
平成28年(2016)熊本地震で被災した皆乗寺の本堂と山門の災害復旧事業が完了しました。当社は設計監理に関わりました。
続きを読む重要文化財・美濃橋の修復
当社が設計・監理を行った重要文化財・美濃橋の修復工事が完了しました。
美濃橋は、岐阜県美濃市の長良川にかかる吊橋で、大正5年(1916年)に建設された現存する日本最古の近代吊橋です。清流・長良川と赤色の吊橋が作り上げる美しい景観は、地域の方に愛されてきました。
小石川後楽園唐門の復元
特別史跡および特別名勝小石川後楽園内に復元されたこの門は、一間一戸の向唐門です。唐門は水戸徳川藩邸の内庭から大泉水へ向かう正式な入口でした。整備では、庭園としての景観を再現するため、古写真などの資料をもとに門と脇塀を復元しています。当社は復元整備の設計監理を担当しました。
唐門の創建は、江戸初期に来日した明の学者、朱舜水による扁額があったこと、また彫刻の時代性などから、徳川光圀が後楽園を再建した寛文9年(1669)ごろと想定されています。
戦災で消失する前の古写真には、唐門は欄間や妻壁に花鳥の彩色彫刻が見られました。このため正面妻壁は、写真でわずかに確認できる細く白い首の形をもとに鶴と想定し、鶴と組み合わせる文様として牡丹や大和松を再現しました。彩色は伝統的な素材を用い、先端に金箔を貼る江戸期の狩野派の手法を採用しました。扁額は、大正時代の古写真をもとに復元しています。額面には「後楽園」の文字と朱舜水の名、落款が記されており、この門が朱舜水と深いかかわりがあることがわかります。
【小石川後楽園HP】
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
