お知らせ

皆乗寺がくまもと景観賞(奨励賞)を受賞しました

当社が設計・監理に関わった熊本県益城町の皆乗寺が、令和4年度くまもと景観賞(奨励賞)を受賞いたしましたので、お知らせいたします。

【熊本県HP/「2022くまもと景観賞」受賞作品紹介】
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/103/129158.html

奨励賞「宗教法人真宗大谷派皆乗寺本堂および山門」
(審査員評)
 この本堂および山門は、古文書の記録によると約200年前に建立されている。平成28年熊本地震で甚大な被害を受けるが、未指定文化財であったため、財政面から復興に向けての対策がなかなか進まなかった。しかし、平成30年に益城町の重要文化財の指定となり、再建へと歩み始める。全壊判定を受けた建物が文化財としての価値を見出されることは稀有なことあり、大変な尽力が伺える。
 この建物は、宇土から山鹿 周辺まで見受けられた地域特有の目板桟瓦を使用しており、当時の桟瓦が現代の技術で丁寧に復元されている。また、文化年間の価値観を体現できる内部の彫刻も興味深い。
 この先、自然災害の予測に基づき、地震や水害に備えた補強、改修など多様な工事が増大していく中、景観への配慮もこのように細やかに取り組むことが大変望ましいことである。

皆乗寺の修理については、こちらの記事にて詳しく紹介していますので併せてご覧ください。

授賞式の様子