お知らせ

学士会館をデジタル上で体験できる「学士会館デジタルアーカイブ」が公開されました

360°動画やバーチャルツアーといったVRコンテンツを通じて、学士会館の歴史や空間を紹介し、学士会館の魅力を紐解いてく「学士会館デジタルアーカイブ」が公開されました。弊社は企画を行いました。

学士会館は、旧帝国大学(現在の国立七大学)出身者からなる学士会会員の親睦と知識交流を目的とした倶楽部建築として、1928(昭和3)年に誕生しました。この「旧館」の設計は高橋貞太郎が担当し、また1937(昭和12)年には藤村朗(三菱合資会社地所部)設計の「新館」が増築されました。2025年3月には東京都指定有形文化財に指定されました。
再開発事業に伴い、学士会館は2024年末をもって休館しました。旧館は曳家によって移動された後、耐震・改修工事を施し保存される一方で、新館は解体される予定です。そこで、休館前の学士会館旧館・新館の姿を記録すべく、「学士会館デジタルアーカイブ」プロジェクトが発足しました。

弊社では、文化財建造物である学士会館の保存と活用を図る目的において、解体が決まった新館を含めた記録保存を行いながら、その価値を顕在化させ、休館中も利用者に楽しんでいただける機会を提供したいと考え、デジタルアーカイブコンテンツの企画を行いました。文化財のデジタル化による、データ共有と活用の展望に期待しています。本プロジェクトでは、文化財の専門家としての知識や経験を活かし、学士会館の適切な記録保存、文化財的価値の発信、復元考証の監修を行い、今後の保存活用に資する魅力的なコンテンツの開発を目指しました。

「学士会館デジタルアーカイブ」プロジェクトについての詳細は、以下をご参照ください。

Webサイト「学士会館デジタルアーカイブ」は、以下のリンクよりご鑑賞ください。
https://www.gakushikai.or.jp/gakushikaikan_archive/gakushikaikan/

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学士会館 内観(201号室)