お知らせ

内藤家住宅見学会(東京都府中市)が開かれました

都内最大級の古民家である「内藤家住宅(東京都指定有形文化財)」の初公開となる一般見学会が行われました。東京都府中市にある内藤家住宅は、江戸時代に名主を務め、醤油醸造業も営んだ内藤清兵衛家と地域の歴史を今に伝える貴重な建物です。3月21日に実施した一般見学会には、私たちもサポートとして現地に駆けつけ、建物の歴史や見どころを紹介いたしました。当日は天気にも恵まれ、想定を大幅に上回る1,000人近い方々にご来場いただき、盛況のうちに見学会を終えることができました。

■内藤家住宅について
江戸時代後期(嘉永6年頃)に庭とともに整備されたこの住宅は、式台付きの玄関や別棟の書院座敷を備えた、都内でも有数の規模を誇る農家建築です。また、武蔵御嶽信仰を背景とした特徴的な石組が配された庭園は、多摩地域の庭園文化を示すものとして非常に高い価値を持っています。

■弊社のお仕事
弊社は「建造物調査」から「耐震診断および耐震補強案の検討」、そして「保存活用計画の作成支援」と「活用事業の構築に向けた検討支援」など、内藤家住宅の保存と活用を推進するための様々な支援を行っています。

「どんな建物なのかずっと気になっていた」、「近くにこんな場所があるとは知らなかった」
見学会に来場された近隣の方々から寄せられた声に、今後の活用への期待を強く実感した一日となりました。土間で昔話をされるご夫婦や、大きな釜をのぞき込み微笑み合う親子、庭園をゆっくり散歩される方……。一日を通して、皆さまが内藤家住宅で思い思いに過ごされる姿を拝見しました。
文化財は「地域のたから」として、多くの人に愛され、支えられ、使われ続けることで、長く未来へ受け継がれていくのだと改めて感じることができました。文化財としての価値を守り高めながら、誰にでも開かれた、まちの魅力向上につながる場所となるよう、内藤家住宅の事業推進を支援していきます。

内藤家住宅 見学会の様子(書院)